本日は、気鋭のエフェクターメーカー・Vivieからリリースされているベース向けコンプレッサー、Fennecompについてレビューさせていただこうと思います。
- Vivie・Fennecompについての評価・口コミを知りたい
- ローノイズなベース用コンプレッサーを探している
- スラップに合うコンプが欲しい
もくじ
意外?Vivie初のコンプレッサー
比較的最近のエフェクターメーカーながら、多くのギタリスト・ベーシストにとって「欲しい」と思えるエフェクターを次々と世に送り出し、今や定番のエフェクターの1つと言っても過言ではない、Vivie。
Twitterでの個性的なPRも含め、多くの人に愛されている、そんなエフェクターブランドです。
これまでも当ブログでは、Vivieの個性的なエフェクターをいくつか紹介してきました。





そんな中、今回ご紹介する「Fennecomp」。実はこれ、意外なことに、Vivie初のコンプレッサーという位置づけになる1台です。しかも、ベースに特化したコンプレッサー。
これは気になります。早速、詳細を見ていきましょう。
一見、スタンダードなコンプに見えるけど…
さて、そんなFennecomp。まず外観は、WlidCatなどと同様の、Vivieのコンパクトサイズの筐体です。
筐体に搭載された3つのつまみは、左から「LEVEL」、「TONE」、「COMP」という3つの機能が付与されています。
一番左の「LEVEL」は、全体の音量コントロールを、真ん中の「TONE」は、高域のコントロールを、そして一番右の「COMP」は、コンプのかかり具合をコントロールする、という、非常にシンプルで分かりやすい設計になっています。
コンプレッサーというと、「レシオ」とか「スレッショルド」とか、細かく設定できれば強力な一方で、なかなか直感的には理解できないつまみがついていることも多い中、このVivie Fennecompについては、どちらかというと「分かりやすさ」を優先した設計になっている印象です。
とはいえ、全体的に見ると、3つのつまみで音色をつくっていくというコンプは、他メーカーでも割とよくある造りではありますので、このあたりまでは、割とスタンダードなエフェクターかなあというふうに思う方も多いかもしれません。
筐体右側のスイッチがキモ!ここでコンプサウンドを切り替える
とはいえ、ここで「シンプルなコンプだね」で終わらないのが、VIvieというエフェクターメーカーの、とても面白いところ。
このFennecompに関しては、筐体右側に、あまり目立たないように設置されている金属製のトグルスイッチ。これが、コンプサウンドの作り込みにおいて、大きな役割を果たします。
このスイッチは、アタック・リリースの設定を簡単に切り替えができる、というもの。
スイッチを上側にしていると、「Slow」モードとなり、割とアタック感が強めに残るコンプサウンドになる一方、下側にしていると逆にアタック感にもしっかりコンプがかかる、音量差を積極的に補正していくような音作りを目指していくことが可能になります。
このスイッチと「COMP」つまみの回し方で、好みのサウンドを見つけていくというのが、Vivie Fennecompの使い方だと言えそうですね。
ナチュラルだけどよく効く!スラップ派ベーシストとの相性抜群!
さて、そんなVivie Fennecompのサウンド。早速、聞いてみることにしましょう。
【Bass Comp】FenneCompDemoSound
まず、このエフェクターを通すことで、暴れ気味のスラップサウンドに、良い意味で落ち着きが加わり、非常に音楽的な仕上がりになることが、大変よく分かります。
ベースサウンドを劇的に変えるタイプのコンプレッサーというよりは、どちらかというとベース本来のサウンドを活かしつつ、そこにパーカッシブな要素を加えたり、あるいはベース本来の色気に少し彩りを加えたり、といったような特徴があるように思います。
ですので、個人的には、ハイエンド系のベースでスラップをバキバキと鳴らしたりするようなベーシストさんとの相性が非常に良いような印象を受けています。
一方で、コンプの効きが自然であるがゆえに、そうした派手なサウンドのみならず、指弾きで上品にベースラインを奏でるようなプレイにも合ってくる面はありそうですね。
これで爆速スラップするとヤバイwww【FenneComp / vivie 開封&レビュー】
低価格コンプにありがちなノイズとは全くの無縁!
そうそう、このFennecompを語る上で外せないトピックスが、そのローノイズさ。
コンプというのは、「小さな音を持ち上げる」という特性を有するエフェクターであるがゆえに、設定如何によっては、小さなノイズまでもしっかり持ち上げてしまい、低価格なコンプだったりすると、「なんだかノイズが気になるなあ」というような局面に直面することが、たまにあったりします。
ところが、このFennecompについては、そうした耳障りなノイズが一切無く、非常に快適にコンプサウンドを作り出すことが可能。
Vivieは、こういう「基本的なところ」に妥協がないのが魅力だったりするのですが、その考え方はこのFennecompにおいても貫かれているようですね。
価格は2万円前後…ベースコンプとしては標準的な価格
さて、そんなVivieのFennecomp。価格は約2万円程度となっています。
ベース向けコンプというと、この業界はEBSのMULTICOMPがいろんな意味で「業界標準機」のような見られ方をしていますが、価格的にもこのあたりと競合してくるような数値になっていますね。

もっとも、コンプで攻撃的なサウンドを作り出そうとするEBSのマルコンと、あくまでコンプはサウンドの補正程度にとどめ、ベース本体やプレイスタイルの中で個性を発揮していこうとするFennecompは、同じベース向けコンプレッサーといえども、かなりタイプが違う印象です。
ご自身のプレイスタイルに合うコンプはどちらか、しっかりと試奏しながらご確認いただければと思います。
【まとめ】ナチュラルでよく効くコンプ!スラップ派の方は是非に!
このように、このVivieのベース向けコンプレッサー・Fennecompは、ナチュラルな仕上がりながらも、しっかりとパーカッシブなコンプサウンドを簡単に作り出すことができ、特にスラップ系のベーシストさんとの相性抜群な1台であることが分かりました。
コンプそれ自体に強烈な個性があるというわけではないため、一見、地味なエフェクターに見えるかもしれませんが、一方で分かりやすい設計や、こだわりのローノイズ仕様により、「ベース本体と指先でサウンドを作り出す」タイプのベーシストにとっては、まさにマストバイな一台になっていると言えそうです。
やっぱり、Vivieはいいぞ…。そう思わされる、とても素敵なコンプレッサーでした。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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