本日は、ローランドのベース用小型アンプ、Micro Cube Bass RXをご紹介します。
- 電池駆動できるベースアンプを探している
- Micro Cubeシリーズノベースアンプが欲しい
- かつて一時代を築いたモバイルベースアンプについて知りたい
(2022年1月追記)現在は生産終了している旨について言及するとともに、直近の記事のクオリティにあうようにリライトしました。
もくじ
RolandのMicro Cube RXシリーズ
今回ご紹介する、Micro Cube Bass RXは、ローランドのアンプラインナップの中では「Micro Cube RX」シリーズというものに属します。
電池駆動対応可能な小型ギターアンプでありながら、これまでの小型アンプの常識を覆す圧倒的なサウンドクオリティとパワーを見せつけた、初代Micro Cubeと、その正当進化形である、Micro Cube GX。

そして、そのバリエーションの1つとして、4スピーカーを搭載するとともに、少し出力をアップさせたのが、Micro Cube RXシリーズなのです。
このMicro Cube RXシリーズについては、ギターアンプのみならず、ベースアンプもあわせてリリースされており、今回ご紹介するのは、まさにベースアンプの方になります。
貴重なベース向けモバイルアンプ
ギター向けでは結構電池駆動できるモバイルアンプというのは多いのですが、実はベース向けではそれほど多くなく、このMicro Cube Bass RXは貴重な一品です。
カタログスペックでは、単3のアルカリ電池6本があれば、最大11時間の駆動が可能とのこと。電源のない環境でライブをするときなどには重宝しそうです。

基本スペックも十分!
そうしたモバイル用途の機能を持ちつつも、
- COSMで実現させたアンプシミュレーター
- 3バンドイコライザー
- コーラスやオートワウなどのエフェクターを搭載
- 独立したコンプレッサーあり(オン・オフのみ)
- リズムマシンがあり、練習に便利
などといった、据置アンプとして使う上でも十分すぎる機能が搭載されており、かなり基本スペックが高い一品です。
また、このサイズとしては珍しく、スピーカーが4基搭載されており、そのおかげで、かなりサウンドがクリアで、とてもモバイル用とは思えないほど、しっかりしたサウンドが出ています。出力的には5Wなのですが、聴感上はもっとあるように感じますし、実際、ドラムのいない小規模ライブではこのまま使えたりします。
一方で、音量を絞っても、そのサウンドの特徴はそのままに、しっかり小さな音で鳴らしてくれます。家庭用アンプとしては、ここ、大事なところですよね。
COSMアンプのモデリングサウンド
さて、このアンプのサウンドの要となるCOSMアンプですが、下記のような感じで設計されています。
- OCTAVE BASS:入力音の1オクターブ下の音を合成
- SUPER FLAT:周波数レンジの広い特性を持ったオリジナル・アンプ
- FLIP TOP:Ampeg の B-15(1×15″) のモデリング
- B MAN:Fender の Bassman100(4×12″)をモデリング
- BASS 360:acoustic の 360(1×18″)のモデリング
- SESSION:SWR・ SM-400+Goliath(4×10″)+BigBen(1×18″) をモデリング
- CONCERT 810:Ampeg の SVT+810E(8×10″) をモデリング
- MIC:マイク接続用
個人的には、これ単体で使うなら、「CONCERT 810」か「BASS 360」が好きですね。また、プリアンプやマルチエフェクターを使うときは「SUPER FLAT」がいい感じ。
で、これでサウンドの方向性を決めて、あとは3バンドイコライザーやゲインで味付けをしていくと、これだけでもかなり幅広いベースサウンドが作れてしまいます。
なお、ゲインですが、これを上げても歪みサウンドを得ることは少し難しい感じ。「CONCERT 810」でゲインをフルアップして、ギリギリ歪んでいるかな、くらいの印象です。
このほか、スイッチのオン・オフだけですがコンプレッサーがついていたり、リズムマシンがついていたりと、非常に多機能に仕上がっています。
さすがに最近はライバルも多く…現在は生産終了しています
さて、そんなMirco Cube RXですが、登場した当初は、
- ベースアンプとしては珍しい電池駆動
- Micro Cubeの流れを引き継ぐ、小型でありながらそれを感じさせないパワー感をベースアンプとして実現
- 豊富なサウンドバリエーション
といったところで、唯一無二の存在になっていましたが、現在はこのコンセプトを具現化するベースアンプとして、他メーカーではありますが、VOX Adio Air BSが存在します。

そのほか、ヤマハのTHRシリーズやNUXのMighty Airなど、他にも電池駆動でベースをしっかり鳴らせるアンプが多々登場する中で、このMicro Cube Bass RXは設計の古さも目立ち始め、現在は生産が終了しています。


【まとめ】一つの時代を築いたモバイルベースアンプ。
このように、今回ご紹介したローランドのMicro Cube Bass RXは、電池駆動のベースアンプでありながら、それを思わせないサウンドクオリティとパワーがとても魅力的で、かつてはほぼ存在しなかったモバイルベースアンプという市場を自ら切り開き、そこに王者として堂々と君臨するなど、かなりの存在感を発揮していました。
その後、他メーカーからも魅力的な製品が続々と登場する中で、現在はその役割を終えたと整理されたのか、生産終了に至っていますが、その功績は、決して消えることがありません。
今でも中古市場やアウトレットなどでたまに見かけることがありますが、商品力としてはまだまだ通用する一品だと思いますので、もし興味のある方は、ぜひその実力、試してみていただきたいと思います。
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