本日は、マーシャルの小型チューブアンプ、DSL5Cと、DSL1Cについてご紹介しようと思います。
これら2つは、サイズこそ違いますが、どちらもマーシャルの小型チューブアンプという点で共通しているので、まとめてレビューさせていただきます。
- マーシャルのフルチューブで小型なギターアンプが欲しい
- 手軽なサイズで本格的マーシャルサウンドを楽しみたい
- マーシャルのDSL1C・DSL5Cの評価を聞きたい
- DSL1C・DSL5Cが自宅でも使えそうか知りたい
もくじ
自宅練習と小型チューブアンプ
昨今の自宅におけるギターの練習環境と言えば、マルチエフェクター等を活用したヘッドホンや、小型デジタルモデリングアンプの使用が主流になっているような印象を受けます。
確かにこれらも、すごく良い音を出せるのですが、スタジオの大型ギターアンプと比べたとき「なんか違う…」という、言葉に出しにくいニュアンスの違いを感じることも多いのではないでしょうか。
そうしたニーズに応えるべく、最近はギターアンプメーカーは、家庭でも使えるレベルの小型ギターアンプをいくつか作ってきています。
たとえば、先日レビューしたBlackstarの「HT-1R」なども、まさにそうしたニーズに対応できるように作られたアンプです。

その市場において、ギターアンプ界の王者・マーシャルが堂々と送り出してきたのが、このDSL5C・DSL1Cというわけです。
DSL5C・DSL1Cの概要
そんなDSL5C・DSL1Cについて、まずは特徴を見ていきましょう。
これらのギターアンプの最大の特徴は、前述のとおり、チューブアンプ…すなわち真空管が搭載されたアンプであるということ。スタジオに置かれているマーシャルのアンプは、ほぼすべてが真空管アンプですので、マーシャルらしさを楽しもうと思ったら、まずはこの「真空管搭載」は譲れないところなのだろうなあ…と推測されるところです。
(もっとも、真空管を搭載しないMGシリーズも、これはこれで使い道があるのですけどね)
具体的には、下記のように、真空管が搭載されています。
- DSL5C:出力5W、プリにECC83×3、パワーにECC99×1
- DSL1C:出力1W、プリにECC83×2、パワーにECC82×1
どちらも定番ですね。しっかり真空管アンプを作ろうという姿勢が感じられるところです。
また、スピーカーもどちらもセレッションのものが搭載されており、DSL5Cは10インチ、DSL1Cは8インチのものが搭載されています。
サウンド構成ですが、どちらも2チャンネル構成で、「Classic Gain」と「Ultra Gain」に分かれます。前者の「Classic Gain」がクリーン~クランチくらいまでの穏やかなサウンド。一方の「Ultra Gain」は、JCM2000譲りのハイゲインサウンドを炸裂させることができます。
そうそう、細かいところですが、このアンプ、センドリターン端子がついています。このクラスのアンプには搭載されていないことも多いので、ここがビビッとくる人もいるかもしれませんね。
サウンドは…まさにマーシャルの真空管アンプ!
さて、そんなDSL5C・DSL1Cのサウンドについて。
Marshall / DSL1C【デジマート・マガジン製品レビュー】
このアンプを語る上で、特に外せないのが、やはりJCM2000を継承する、「Ultra Gain」チャンネルのハイゲインサウンド。
こちらのチャンネルを選択し、たとえばブリッジミュートを刻んでみると、その迫力はまさにスタジオで鳴らすことが出来るJCM2000そのもの。そして、その迫力を、サイズ、音量を小型化しながらもしっかり維持できている…。
そう、これこそがまさに、DSL5C・DSL1Cの最大のセールスポイントなのです。
また、真空管アンプならではの、音の温かさについても、言及しないわけにはいきません。こちらはどちらかというと「Classic Gain」チャンネルでクリーン系のサウンドを出すときに、強く感じられると思いますが、ハイゲインサウンドにおいても、真空管アンプならではの、「言葉にしづらいけど、感覚的に迫ってくる心地よさ」を味わうことができるのです。
そうそう、Classic Gainチャンネルですが、基本的には1ボリューム構成です(DSL5Cには「Gain」つまみがありますが、どちらかというと入力調整の役割が強いです)。ですので、ボリュームを小さくしているときにクリーン、ボリュームを上げるとオーバードライブしてくる、という形ですね。このあたり、まさに昔ながらの真空管アンプと同じです。
このほか、両チャンネル共通で、3バンドイコライザーがあったり、デジタルリバーブが搭載されていたりします。
また、イコライザーの横についている「Tone Shift」ボタンを押すと、サウンドがドンシャリな方向性にチェンジしてきます。昔ながらのロックンロールを弾きたいときは「オフ」、現代的なハードロックをしたいときには「オン」にすれば良いでしょう。
DSL1Cなら自宅でも十分使えます!DSL5Cは小規模ライブのお供にも
さて、そんなDSL5C・DSL1Cのサウンドが良いのは十分に分かりましたが、このアンプを検討している人は、それよりもこちらの論点が気になるのではないかと思います。
「で、結局、家で鳴らせるの?」
結論から言いますと、出力1ワットのDSL1Cについては、一般的な自宅であれば、十分自宅で使えると思います。
ただ、環境によっては、「この音量だと隣に聞こえるなあ…」という不安があるかもしれませんが、そんなときには背面の「Low Power」スイッチというのを押すと、出力を0.1ワットまで下げることができます。少し音が後ろに引っ込んでるなあ…という印象は受けますが、それでも十分楽しめるサウンドクオリティです。
一方のDSL5Cですが、こちらはさすがに結構なハイパワーです。もちろん、鳴らせる環境の方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、基本的に自宅練習用という用途なのであれば、DSL1Cの方が無難でしょう。その代わり、こちらは10インチスピーカーも相まって、結構なサウンドを出すことができるので、ドラムなしの小規模ライブなどなら十分対応できてしまうのではないでしょうか。
<まとめ>自宅用真空管アンプなら一押し…かも!?
このように、DSL5C・DSL1Cについて、スペックからサウンドに至るまで、その概要をここまで見てきました。
自宅用真空管ギターアンプ、少しずつさまざまなアイテムがそろってきてはいますが、そんな中、ギターアンプ界で圧倒的なプレゼンスを誇るマーシャルがリリースしてきたこのDSL5C・DSL1Cは、サウンドクオリティもそうですし、小型でありながら意外と多機能であったりと、一歩抜きん出ている印象を受けます。
特に、スタジオでマーシャルを愛用されている方にとっては、これ以外の選択肢はあり得ないのではないか、といえるほどです。
やはり、真空管アンプの弾き心地は、デジタルアンプとはひと味違う感じがします。
そんな「ホンモノのマーシャル」をお手頃に、かつ高品質で楽しめる点において、このDSL5C・DSL1Cは、まさに画期的なギターアンプであると言えるのではないでしょうか。


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