今回は、Rolandのギターアンプ「JC-22」のご紹介です。
- 自宅に置けるJCを探している
- JC-22のしっかりしたレビュー記事を読みたい
- JC-22のサウンドがどのくらいJC-120に近いかを知りたい
- JC-22の価格と価値について議論したい
もくじ
JCシリーズの特徴
ギタリストなら、おそらく使ったことのない人はいない、あのJC-120。
ソリッドアンプであるがゆえの安定感が、長きにわたってプロのギタリストはもちろん、ライブハウスやスタジオなどから高く評価されてきました。
また、エフェクターブランド・BOSSを有するローランド製のアンプと言うことで、BOSSのエフェクターとの相性は抜群と言われており、「BOSSエフェクターで音づくりしてJC-120につなげば、どこでも変わらない自分の音が出せる」とまで言われているほどです。
一方で、このJC-120、サイズも出力も非常に大きいことから、一般家庭に持ち込むことは通常想定できません。そのため、スタジオのJC-120を想定した音づくりを自宅でしようと思っても、なかなか家ではそれがうまくいかなくて、結局スタジオに入らざるを得ない…というのも、多くの人が経験したことのある事象ではないでしょうか。
自宅で使えるJC
そこで登場した、このJC-22。
JC-120の小型版としては、かつてJC-20というものもありましたが、こちらは随分と前に生産が終了しているので、実に久しぶりの小型JCということになります。
ちなみに、前のJC-20は、その名のとおり20Wでしたが、今回のJC-22は22W…ではなく、30Wです。お間違えのないように。
JCシリーズのシンプルなクリーンサウンド
さてさて。どのような音が鳴るのでしょうか。
基本的にこのJCシリーズというのは、アンプ単独で鳴らす局面というのはそんなに多くないのですが、基本的には、中域が少し強めに出てくる印象です。
また、あまり使っている人は多くないと思いますが、JC-120などについているディストーションは、このJC-22にはありません。
また、同様に「VIB/CHORUS」スイッチもありませんで、使えるエフェクトは、コーラスのみ。
ただ、このコーラス、ホントにJC-120と同様の、あのきらびやかな音色がします。もちろんステレオコーラスです。JCファンとしては、この1点だけをもって、このJC-22は「買い」かもしれませんね。
ちなみにこれらの省略されている機能は、このJC-22の兄貴分、JC-40には搭載されています。
エフェクターとの相性は当然に抜群!
さてさて、このJC-22、本領を発揮するのは、言うまでもなく、エフェクターをつないで使うとき。アンプ直だと、もう完全にクリーン専用機になってしまうわけですが、エフェクターをつなぐと、あらゆるエフェクターがまるでこのアンプ用に最適化されているかのように、素晴らしい音色を鳴らしてくれます。
もちろん、これまで述べてきたように、とりわけBOSSとの相性は抜群。
その中でもOD-1XやDS-1Xのような、最近のデジタル技術をふんだんに取り入れた歪みを鳴らすと、それらのエフェクターがデジタル回路の導入を通じて意図していた細かなニュアンスの再現がすべてスピーカーを通して表現され、「おおっ、すげえ!」となること間違いなしです。
また、このアンプ、背面にセンドリターン端子がついているので、マルチエフェクターやアンプシミュレーターをプリアンプとしてここのリターンに差すような使い方もできそうです。
たとえばBOSSのGTシリーズのように、アウトプットセレクトがついているタイプのマルチエフェクターなら、「JC-120 Return」を選択して使ってみると、まさにGTシリーズの実力が一番発揮されるセッティングになります。自宅ではJC-22で、そしてスタジオではJC-120で…というふうにすれば、どこでも「自分の音」を安定的に出せるようになります。
また、JCシリーズとしては貴重なヘッドホン端子もついています。このあたりをとってみても、「自宅で使えるJC」にこだわった設計思想が垣間見える感じがしますね。
このように、このJC-22、JC-120を主戦アンプにしている人にとっては、これ以上ない自宅用アンプになることは間違いなしでしょう。
弱点は価格…4万円台
あえて弱点を探すとすれば…価格ですね。ソリッドアンプであれば、2万円前後~3万円くらいまででかなり高品質・多機能なものがよりどりみどりな中、このJC-22は実売価格が約4万円。
ドライに考えると、JC-22のアンプが搭載している機能は、JC-120のそれとほぼ同じなので、技術としては既に陳腐化したものなのではないか…というような意見があっても、不思議ではないんだろうと思います。
「JC」を自宅に置ける喜び
でも、ことJCに関しては、そういう議論じゃないんですよね。長きにわたって第一線で活躍し続けてきたアンプ、JC-120は技術がどうだという点もさることながら、それ自体が一種のブランドでもあります。そんなJCシリーズのアンプを自宅に置けるというところに、このアンプの付加価値があるのです。
もちろん、「付加価値」だけで話を終わらせる気はさらさらなく、既に述べたような、エフェクターを組み合わせたときのあのサウンドの使い勝手の良さ、そしてそれを自宅で味わえる喜びは、これはもう、プライスレスなのではないでしょうか。
唯一無二の「自宅に置けるJC」
このように、視点によっては、コストパフォーマンスの面から評価は分かれるのかもしれませんし、またアンプ単体で歪ますことできないなど、使い手を選ぶアンプであるのは事実ですが、このアンプ、「自宅で使えるJC」という意味においては、唯一無二の存在です。
素直なギターアンプをお探しの方はもちろんJC-120の音づくりを自宅でも楽しみたい方、自宅にJCを飾りたい方。単純にJCが大好きな方。こういった方には、本当にオススメできる…。
それが、JC-22というアンプなのです。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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