当ブログでは、これまでいくつか、自宅練習向けのギターアンプについてのレビュー記事を書かせていただきました。
今回、それらの記事を網羅的におさらいしながら、「結局、オススメな自宅練習向けのギターアンプって、どれ?」という疑問にお答えしていこうと思います。
なお、「自宅練習向けのアンプ」といっても、「完全に自宅練習に特化したタイプのアンプ」と「自宅練習を意識しつつも、小規模なライブ等での使用も視野に入れたアンプ」の2種類に大きく分かれると思いますが、今回の記事では「自宅練習特化編」ということで、自宅練習に特化したアンプをまずはご紹介しようと思います。
- 自宅練習に特化したギターアンプの評価・口コミを知りたい
- NUX Mighty AirとBOSS KATANA-AIRはどちらがオススメか聞きたい
- 自宅練習用ギターアンプの中でどれがイチオシか教えてほしい
もくじ
NUX Mighty Air
2022年時点において、自宅練習用の小型ギターアンプにおいて、ぶっちぎりの強さを誇るのが、NUX Mighty Airです。
このサイズにしてワイヤレス機能を搭載し、スマホを活用した多彩な音作りを可能とし、さらにギターのみならずベースにまでも対応する…という、圧倒的な多機能さを誇る、このMighty Air。
サウンドの方も、クリーンからドライブまで、サイズ感を調節した本格的なギターサウンドが楽しめます。ベースも、本格的に使うには物足りないかもしれませんが、音作りさえしっかり工夫してやれば、ちょっとした練習用には十分なクオリティです。
価格は3万円弱と、このサイズのギターアンプにしては少し高く思えますが、機能面をしっかり見ていくと、むしろお手頃価格だと感じるほど。
中国のブランドで、あまりなじみがない人も多いかもしれませんが、機能・サウンド面では文句なしにオススメの1台です。
BOSS KATANA-MINI
上記のMighty Airとは少し異なる視点でオススメできるのが、BOSSのKATANA-MINI。
これは、サイズだけで見るとかなり小型なのですが、一方で出力が7Wと、この手のコンパクトアンプの中では比較的高出力だったり、さらにアンプのモデリングもクリーン・クランチ・ブラウンの3つから選択できたり、しかもイコライザーが3バンドだったりと、かなり本格的な造りになっています。
しかも、それだけの本格的な機能を盛り込んでおきながら、価格はジャスト1万円。
初心者向けのサイズと価格でありながら、機能面・サウンド面では上級者の自宅向けアンプとしても十二分に使っていけるほどのクオリティを有している…。
スペック面ではNUX Mighty Airに劣るかもしれませんが、価格面とアナログサウンドの味という点において差別化を見いだせており、これら両者はマーケットでうまく共存できそうな感じです。
ヤマハ・THR-IIシリーズ
もう少し大きめのサイズ、ということになると、ヤマハのTHRシリーズも自宅練習用のアイテムとしては定番品の1つということでリストアップされてきます。今でこそ定番となった、横長のデスクトップスタイルアンプですが、そのボディシェイプを一番最初に普遍化したのは、まさにこのTHRシリーズです。
こちらは、2011年にリリースされ、大人気商品となった初代THRがモデルチェンジし、現在は2代目の「THR-II」シリーズとなって市場に出回っています。
こちらは、初代のコンセプトをそのままに、Bluetoothスピーカー機能を搭載したり、上位モデルにおいてはワイヤレス対応をしてきたりと、今日的な視点でのバージョンアンプを施してきたようなモデルになっています。
また、このTHRシリーズは、ベースアンプとしても使えるところが、マルチプレイヤーの方には高評価だったりします。もちろん、ギターアンプとしてのサウンドも、スタンダードなところはひととおり押さえており、総合力においては非常に高いギターアンプだと言えるでしょう。
BOSS KATANA-AIR
そして、BOSSのKATANAシリーズからリリースされているデスクトップスタイルのギターアンプ、KATANA-AIR。
前述のKATANA-MINIはアナログ回路で音作りをしており、他のKATANAシリーズとは一線を画す設計だったわけなのですが、このKATANA-AIRは一般的なKATANAシリーズにならう、デジタル多機能アンプです。BOSSのマルチエフェクターを扱っているかのような多機能さとサウンドクオリティがとても魅力的です。
また、このKATANA-AIRは、BOSSのワイヤレス・WLシリーズの機能を搭載しており、トランスミッターを活用してワイヤレスで扱うことができるというのも、大きな特徴の1つです。最近はすっかり一般化したワイヤレスですが、それを自宅練習用のアンプに取り入れたと言う点において、このアンプは非常に画期的でした。
あえて弱点を挙げれば価格で、実売価格4万円というのは、自宅練習用のアンプとしてはやや高いなあ…という感覚もあったのですが、後発のTHR-IIシリーズにおけるワイヤレス対応版が、トランスミッターなしで5万円を超えてきたことによって、逆にこのKATANA-AIRが実はおトクなのでは…というふうに見えてきた面もあります。
ベースアンプだけど…VOX Adio Air BS
そして、これはベースアンプなのですが、VOXのAdio Air BSも注目に値します。
実はこれ、前述のデスクトップスタイルアンプをとるベースアンプなのですが、モデリングの中にギターアンプがいくつか入っており、「ベースアンプをメインとしつつ、たまにギターアンプとしても使う」というようなタイプのプレイヤーさんに、とてもオススメな1台です。
また、Bluetoothスピーカーとしての音質も非常に良好。 低音をしっかり鳴らしてくれるので、ロック系の音楽を指向する方にはとても相性が良さそうな印象ですね。
加えて、価格も最近は2万円台半ばくらいで販売されていることが多く、この手のアンプの中で、コストパフォーマンスの高さは群を抜いています。THRシリーズの影に隠れがちですが、実はかなりオススメな1台だと言えるでしょう。
<おまけ>自宅練習用にはWAZA-AIRが最強?
そして、これはギターアンプではないので、おまけのような話になってしまいますが、2019年の12月にリリースされたBOSSのワイヤレスヘッドホンアンプ、WAZA-AIRは、完全ワイヤレスで使えるヘッドホンアンプということで、自宅練習に特化したアイテムとしては、究極の一品だと言えます。
価格が4万円と、少し高いのがネックではありますが、BOSSのKATANAシリーズを踏襲するハイクオリティなサウンドと、臨場感あふれるサラウンドモードは、日々の練習をとても華やかなものにしてくれること、間違いなしです。
【まとめ】KATANA-MINIの総合力はピカイチ!デスクトップ系はお好みで…
このように、今回は自宅練習に特化したギターアンプについて、過去の当ブログの記事をご紹介させていただきながら、「どれがオススメか?」を考察させていただきました。
改めて振り返ると、価格は3万円弱と、サイズの割りにやや高く思えますが、ワイヤレスやベース対応といった圧倒的な多機能さを誇るNUX Mighty Airが、総合力では一つ抜けている印象を受けます。
ただし、小型の練習用アンプにそこまでお金をかけたくない、もっとシンプルなアンプが欲しい…ということであれば、BOSSのKATANA-MINIは、そのブランド力も相まって、非常に魅力的なアイテムです。
ギター初心者の方に「最初にギターと一緒に買うアンプ」という聞かれ方をしたときから、上級者の方がちょっと気軽に弾きたいときに手元に置いておきたいアンプというときにまで、実に幅広く、多くの方に使っていただける1台ではないかな、と思います。
そこからもう少しランク上の、より多機能なデスクトップスタイルのギターアンプを探そうとすると、ここから先はよりどりみどりな印象ですね。
総合力ならTHR-IIシリーズ。
ワイヤレスに魅力を感じるならKATANA-AIR。
ベースとの二刀流を考えているならAdio Air BS。
どれを選んでも、間違いのないギターアンプではありますが、だからこそ迷う局面も多々あるかと思います。
ぜひ、レビュー記事を改めてご覧いただきながら、最高の自宅練習用ギターアンプと出会えることを、願っています。
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