本日はアトリエZ(AtelierZ)から発売されている、ベーシスト・KenKen氏のシグネチャーモデル「BK-4」「BK-5」についてレビューさせていただきます。
4弦ベースモデルが「BK-4」、5弦ベースモデルが「BK-5」です。重複する内容も多いので、一括でこの記事にまとめさせていただこうと思います。
- KenKenシグネチャーモデルのベースについて知りたい
- 24フレットでスラップに向いたベースを探している
- アトリエZのベースが欲しいがM#245とは少し違うのが良い
もくじ
あのKenKenシグネチャーモデル
KenKenといえば、RISEやDragon Ashのベーシストとして活躍しているベーシスト。あのハードロックな風貌に、テクニカルでパワフルな低音を自在に操る、まさに現代のベースヒーローの1人といって良い存在です。
ただ、非常に残念なことに、KenKen氏は、2019年7月20日、大麻取締法違反の容疑で逮捕されてしまっております。音楽業界における最近のニュースとしてはトップクラスに衝撃的なものであり、皆さんの記憶にも新しいものではないでしょうか。
今回の逮捕、非常に残念ではありますが、このブログ記事では、それらの話題からはいったん離れ、粛々と彼のシグネチャーモデルである「BK-4」「BK-5」についてレビューしていくことにします。
アトリエZらしさを感じさせるベース
今回のこの「BK-4」「BK-5」、外観はアトリエZの代表モデル・M#245のシンボリックなバージョンと同様に、ナチュラル仕上げのアッシュ2ピースボディ、メイプルネックといった形になっています。

ただし、今回のKenKenモデルについては、フレットが24まで打ち込まれており、どちらかというと同じアトリエZでも「Beta」のイメージに近いところがあるかもしれません。
そして、ルックス上の大きな特徴は、一般的なアトリエZの場合、透明なピックガードが搭載されているところ、このBK-4・BK-5については、ミラータイプのピックガードが採用されています。そのため、木目調の、ある種落ち着いた定番モデルに比べ、かなりキラキラした印象をルックス上は受けます。
電装系はM#245に近い!特徴的なのはブラスナット
そして、細部のスペックを見ていくと、KenKen氏はかつてM#245を使っていたという経緯があり、そのときのサウンドに近づけるべく、プリアンプにはバルトリーニのXTCTが採用されています。
また、ピックアップについても同社のJBZ-4・JBZ-5がそれぞれ採用されていますので、電装系については、完全にM#245・265と同様の考え方が取られていると言って差し支えがないでしょう。
一方で、既存モデルにはない、大きな特徴がブラスナットの採用。これにより、サウンドがかなりバキバキとした、そして金属的な雰囲気に変化してきます。基本的には70年代ジャズベースをモチーフにしているM#245との大きな違いは、細かいパーツの差ではありますが、実はこの部分がかなり大きいのではないかと思っています。
この他、ペグにKenKenのトレードマークである「魔」の文字が刻印されていたりと、ルックス上のシグネチャーモデルらしさを感じさせる細かい心配りが見受けられるのも、このベースの面白いところです。

サウンドは…M#245以上のドンシャリ!
さて、そんなBK-4、BK-5、サウンド面はどうなのでしょうか。
ATELIER Z / BK-4 KenKen Signature Model
とにかくこのベース、第一印象としては、「すごいドンシャリ!」って感じです。
70年代ジャズベースの雰囲気を、アクティブ化することでドンシャリサウンドを得意とするM#245と電装系が同じ仕様になっているので、当然といえば当然なのですが、このベースについては、前述のブラスナットの影響もあって、よりサウンドが金属的になっており、それがドンシャリ感を強くしている印象を受けます。
そのドンシャリ感があるがゆえに、指弾きやスラップで、かなり迫力あるサウンドを生み出すことができます。
特に5弦ベースモデルのBK-5については、さすがにポテンシャルの高いベースだけあって、5弦がしっかり鳴ってくれるわけですが、そのしっかり鳴った弦の音がこの電装系を通って出力されるわけですから、その低音のすさまじさたるや…といった感じです。
弾きやすさもM#245と同様!
そうそう、このベース、実際に弾いていただいた方にはよく伝わると思うのですが、プレイアビリティが高く、メチャクチャ弾きやすいです。
ピックガードに厚みがあるがゆえに弦とボディの距離が縮まり、スラップがやりやすくなっているというのは、M#245と同様の特徴ですね。この弾きやすさは、一度味わってしまうと、他のベースを弾くのが面倒になってしまうほどです。
そして、このベースは24フレット仕様になっていますので、ハイフレットへのアクセスも容易です。ソロを弾きたい人にとっては、非常にありがたいところですね。
まとめ…魅力的なベース!入手困難になる前に購入を
このように、今回ご紹介したBK-4・BK-5については、アトリエZの定番モデル・M#245・265を基本としつつ、24フレット仕様になっており、テクニカルなプレイにもより対応しやすくなっている、個性的な一本です。
そして、M#245・265が得意とするドンシャリサウンドは、ブラスナットの個性もあって、より一層引き立てられており、特に指弾き・スラップを得意とするベーシストの方にとっては、非常に強力な味方になってくれること、間違いなし。
残念ながらKenKen氏は、罪を犯してしまい、法の裁きを受けることとなってしまいましたが、彼の音楽、そして楽器の魅力が変わることはありません。
それどころか、今回の事件を受けて、KenKen氏のシグネチャーモデルは、今後入手困難になることが予想されるところです。
もしこのベースをお探しの方がいらっしゃれば、速やかに購入されることをお勧めします。KenKen氏のシグネチャーモデルであるという点を抜きにしても、非常に魅力的な一本であることは間違いありませんので…。
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