気がつけば、もう2020年も3月になりました。
本来であれば、卒業の季節ですが、新型コロナウイルスの影響で通常どおりの卒業式ができず、どこかモヤモヤされている方も、きっとたくさんいらっしゃることでしょう。
また、3月は社会人にとっては、多くの企業で会計年度の終わりを迎える、一区切りの季節でもあります。
そんな3月、今月も月末恒例企画として、2020年3月の人気記事について振り返ってみようと思います。
なお、いつものことですが、人気記事の抽出に際しては、各記事の単純なアクセス数のみではなく、Googleサーチコンソールやはてなブログのアクセス解析、SNSの反応などを踏まえ、各記事を総合的に評価して、人気記事を選定しています。
それでは、見ていきましょう。2020年3月、どんな記事に注目が集まったのでしょうか…。
もくじ
ライブハウス自粛の影響?路上ライブ記事が高アクセス
今月、まず特徴的だったのが、ここ最近、あまりアクセスのなかった路上ライブに関する記事に、たくさんのアクセスをいただいていたこと。
既にご案内のように、2020年3月現在、新型コロナウイルスの影響で、ライブハウスはクラスターが発生しやすい要件をすべて具備することや、現にクラスターが発生してしまった事案があることから、その多くにおいて、営業を自粛している現状にあります。
そうした中で、路上ライブであれば、少なくともコロナウイルスに起因する自粛要請を受けることはないこと、またこれに関係なく、季節が春めいてきたため、路上ライブに踏み出すSSWさんが増えてきたことなどが、その要因ではないかと推察しています。
ただ、冒頭のブログにも触れておりますとおり、路上ライブは違法です。
また、「法律でダメだから」という議論のみならず、モラル的な視点においてダメだというような考え方がある旨も、最近、新しい記事で指摘をさせていただいています。
検索においては、最新の記事はなかなかヒットしませんが、ぜひこちらも合わせて、ご覧いただければと思います。
関西の楽器屋さんに関する記事、今月も高アクセス!
先月から、検索流入が急に増えてきた、関西の楽器屋さんに関する記事。この3月も、このブログ記事は、かなりの検索流入を稼いでいました。
とりわけ多いのが「梅田 楽器屋」というキーワードでの検索。記事にも触れておりますとおり、梅田の楽器屋さんは非常に多種多様なわけですが、そのお店ごとの特徴が気になる方が、きっとたくさんいらっしゃるのだろうな…と思っています。
フェンダー新作・MIJ Heritageシリーズに今後の期待…?
3月、日本製フェンダー の新シリーズとして、Made in Japan Heritageがリリースされました。
ギター、ベースともに主要なモデルを網羅する、高品質なヴィンテージ系モデルです。
現行のMade in Japan Traditionalシリーズは、一部にコストカットを図った部分がありますが、今回のHeritageシリーズは、細部にわたり、妥協無く日本製のヴィンテージモデルを作り込んできた印象を受けますね。
現時点では、概要のご紹介にとどまっていますが、今後、個別のモデルについて詳細なレビュー記事を掲載させていただく予定にしています。ご期待ください!
ギブソン関係の話題も盛り上がりました
フェンダーと並ぶ伝統の2大ギターメーカー・ギブソンも今月は熱かったです。
最近、どうしてもフェンダーに比べると元気がなさそうに見えるギブソン。以前、そんなギブソンの現状について、楽器の品質ではなくマーケティングの視点において分析した記事「どうした?Gibson」が、Twitter経由で高アクセスをいただきました。
また、検索経由では、ギブソンらしさが光るピックアップ・57 Classicや、ギブソンの廉価版として多くの楽器屋さんで見かけるエピフォンのレスポールなどに、多くのアクセスをいただいています。
「どうした?Gibson」でも触れているとおり、現状、マーケティングにおいて、ギブソンはフェンダーに大きく後れを取っているのが実情だと思います。
しかしながら、 数多くの名曲のギターサウンドを支え、そして今もなお、多くのギタリストに愛されて続けている、ギブソンのギター。この魅力が、マーケティング戦略不足によって多くのギタリストに伝わらないまま終わってしまうのは、ギターの歴史において、大きな損失だと思います。
ギブソンのギターの魅力は、多くのギタリストが知っているはず。だからこそ、巧みなマーケティング・プロモーションを通じて、その魅力を改めて知らせるための取組が必要になってくる…私は、そう考えています。
【まとめ】春だからこそ…路上ライブの問題点に目を向けましょう
2020年3月の人気記事は、おおむねこのような感じ。
やはり3月、春めく季節になって、路上ライブの問題点を指摘する記事にアクセスが集まってきたのが、とても印象的でした。
当ブログは、無許可での路上ライブについては、批判的な立場をとっています。
ただ、これは、路上ライブをやっている人を叩きたいわけではなく、音楽活動を多くの人に正しく理解してもらうためには必要不可欠な態度である、との考え方に基づくもの。
音楽の楽しさを多くの人に伝えるためにも、ぜひ多くのミュージシャンの方に、こうした考え方をご理解いただければ、とても嬉しいです。
新型コロナウイルスの影響で、音楽活動を行う人にとっては、フラストレーションがたまる日々。非常につらい状況ですが、この状況下で、ミュージシャンがどう立ち振る舞うか…これが、やがて流行が終息した後の音楽活動への信頼につながるのではないか…と思っています。
この状況でも、多くの人の理解を得ながら取り組める音楽活動は、あります。当ブログでは、そういった視点での記事展開もしていこうと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
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