このブログの執筆者である私・かとうたかこは、関西在住。
それなりに関西に長く暮らし、その中でバンド活動などをいろいろとやってきた経緯もありますので、「大阪・関西で楽器を買うなら、どこがオススメですか?」というご質問を受けることも多々あります。
ということで、今回、そういったご質問にお答えできるよう、私が普段通っている、関西エリア近くの楽器屋さんを、オススメなポイントとともにご紹介したいと思います。
では、早速、行ってみましょう!
- 大阪の梅田や心斎橋・アメリカ村の楽器屋さんについて知りたい
- 神戸・三宮の楽器屋さんについて知りたい
- 関西で車で行ける楽器屋さんについて教えてほしい
- 関西の大規模な楽器屋さんはどこか知りたい
もくじ
大阪・梅田の楽器屋さん
まずは、関西の中心地といって良いでしょう、大阪・梅田の楽器屋さんからです。関西では「キタ」と言われるこのエリア、個性豊かな楽器屋さんが点在しており、非常に見応えがあります。
イシバシ楽器・梅田店
まずはここ、石橋楽器梅田店です。NU茶屋町の5階にあります。
イシバシ楽器梅田店の特徴は、圧倒的な在庫と展示数にあると言って良いでしょう。エスカレーターでNU茶屋町の5階に上がると、まず眼前に広がるのは、日本製フェンダーのギターの数々。ストラト、テレキャス、ジャガーにジャズマスターといったおなじみのモデルが、所狭しと並べられています。
そして、そこから右手に進むとあるのが、ベースやエフェクター。さらに右奥へ進むと、ギブソンやPRSのハイエンド系ギターが並べられています。
また、正面から左に進むと、アコースティックギターや書籍・楽譜、ドラム・電子ドラムやシンセサイザーなどのコーナーになっています。ギター系に強いお店のイメージがありますが、シンセサイザーやDTMなどの品揃えも充実していますね。
このお店、ギターやベースについては、新品・中古ともに圧倒的な品揃えがあり、梅田でギターを選ぶときには、この店を拠点に考えることになるでしょう。
一方で、イシバシ楽器の例に漏れず、一部の店員さんには話しかけにくいオーラが漂っており、また店員さんが積極的にお客さんに話しかけてこないことも相まって、初心者さんは少し敷居の高さを感じてしまうかもしれません。なので気軽に利用できオンラインショップも視野にいれてみてください。
島村楽器梅田ロフト店
続きまして、関西人にはおなじみの梅田ロフトの最上階、8階に店を構える、島村楽器梅田ロフト店。梅田の楽器屋さんとしては比較的後発の部類です。
梅田ロフトの最上階まで上がらないといけないので、少しアクセスは悪いですが、こちらもなかなかの品揃えです。
梅田ロフト8階までエスカレーターまで上がり、左回りで逆進すると、まず見えてくるのが、おおむね10万円くらいまでのギター。日本製フェンダーやエピフォン、最近だとヤマハのパシフィカなどを中心に並べています。
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そして、そこから右に進んだところにある部屋は、比較的高額なギターが並んでいます。フェンダーUSAのほか、通好みなギターが数々置かれています。このあたり、フェンダー、ギブソン、PRSといったメジャーどころを重点的に揃えるイシバシ楽器梅田店との差かもしれませんね。。
部屋を出ると、エフェクターコーナーがあって、その先にあるのがベースコーナー。こちらも、フェンダー系というよりも、アトリエZなどの他メーカーに力を入れているあたりが、イシバシ楽器梅田店との差かなあという印象です。
ベースコーナーの逆サイドにある部屋は、アコースティックギターコーナー。また、ギターやエフェクターコーナーの逆サイドには、シンセサイザーや電子ドラム、楽譜などが揃えられています。このあたりのデジタル機器の展示数も多いです。
このほか、島村楽器には珍しく、中古楽器もある程度展示があります。
こちら島村楽器梅田ロフト店は、店員さんが全体的にさわやかで、話しかけやすい雰囲気があります。また女性スタッフも多く、女性のお客さまにとっての心理的ハードルはだいぶ低いのではないでしょうか。
ただし、ギター、ベースの在庫については、イシバシ楽器梅田店を見た後だと、物足りなさを感じることが多いのも、正直事実です。ちまたで「定番」とされている人気のギター・ベースが展示すらされていないことも多いので…。
ESPカスタムショップ
JR大阪駅から一番近い楽器屋さんは、ここではないでしょうか。ヨドバシ梅田の北東、国道176号線沿いにあるのが、ESPカスタムショップです。
この楽器屋さんは、ESPのお店というだけあって、他の楽器屋さんと異なり、ESP系列のブランドが中心に販売されています。具体的には、ESPのほか、Navigator、Edwards、Grassrootsなどですね。また、ESPが輸入代理店をやっている経緯もあり、LAKLANDなどもたくさん揃えられています。
国道176号線側から入ると、EdwardsやGrassrootを中心に、概ね20万円以内くらいのギターやエフェクターが展示されており、中からビルの共用廊下を通じて奥の売場へ行くと、より高額な楽器やオーダーメイドの受付、ピックアップなどが売られています。
ESPはセイモア・ダンカンの輸入代理店をやっていることもあって、ダンカンピックアップの品揃えが良く、また店内に工房を持っているので、ギターやベースさえ持ち込めば、その日のうちにピックアップを取り付けてくれます。気になる工賃については…かつては1個2,000円と、割とお値頃だったのですが、最近は1個4,000円(2個目から2,000円)と、少し値上がりしてしまったのが残念です。
ESPといえば、良くも悪くもアーティストモデルのイメージが強いわけですが、そのためアーティスト本人使用楽器が展示されていることも多く、とりわけファンの多いLUNA SEA(SUGIZO、J)やL’Arc~en~Ciel(tetsuya)の特集が展示されているときは、プレイヤー以外の方でも賑わっています。
さて、そんなESPカスタムショップですが、店員さんが非常に気さくで、店に入ると「いらっしゃい」のかけ声。「いらっしゃい『ませ』」ではないんですよね。
そして、少しでも興味ありげな感じでギターを眺めていると、「もし良かったら音出しできますので言ってくださいね」との声かけがあります。このお店も、全体的にハードロック系の雰囲気を醸す店員さんが多いので、はじめのうちは驚くかもしれませんが、基本的に良い人が多いので、物怖じしなくても大丈夫です。
ただ、この声かけが本当に多いので、一人でゆっくり見たいときには若干面倒に感じることが多いのも事実。また、店の性質上、仕方がないのでしょうが、とにかくすぐにESP系列の楽器を勧めてきます。まあ、Edwards以上になると、普通に楽器の品質は良いのですが、非常に皆さんが熱心なので、ESP系以外の楽器を買う際に心理的なプレッシャーを感じることもあります…。
三木楽器梅田店
イシバシ楽器も島村楽器も関東発祥の楽器屋さんなわけですが、関西の楽器屋さんといえばこちら、三木楽器。
三木楽器梅田店は、ESTのすぐそばにあります。JR大阪環状線で、天満から大阪へ向かっている途中に見ることもできますね。少し狭いビルではありますが、4階構成になっています。
この三木楽器梅田店、時期によってフロア構成が結構違うのですが、2019年2月現在の状況で申し上げると、次のような感じです。
まず1階は、エピフォン全般、ギブソンの概ね20万円前後くらいまでのレスポール、SGと、フェンダーを含めたさまざまなメーカーの楽器が置かれています。ただ、ギブソン系以外は決して品揃えが充実しているわけではなく、「選択と集中」の考え方で展示品が選定されているようなイメージです。
2階はハイエンドとヴィンテージのエレキギター。梅田エリアで高額なヴィンテージがあるのは、この三木楽器梅田店くらいではないでしょうか。私が足を運んだときには、1965年製のストラトが200万円くらいの価格で売られていました…。
3~4階はアコースティックギターのフロア。エントリーモデルからハイエンドまで、さまざまな商品が並んでいます。
基本的にこのお店、フロアがあまり広くなく、店員さんもやはり少し話しかけにくい上、品揃えもマニアックで、少し上級者向けなところがありますね。ただ、そんな上級者にとっては、かなり楽しめるお店になっていると思います。
なお、この三木楽器梅田店、毎週水曜日が定休日です。大手の楽器屋さんで定休日があるところは珍しいので、お気をつけ下さい。気合いを入れてギターを買いに行ったのにお店が閉まってた、なんて悲しすぎますからね…。
ワタナベ楽器梅田店
このワタナベ楽器も、関西に拠点を構える楽器屋さんです。
ワタナベ楽器梅田店は、前述のESPカスタムショップがあった国道176号線を、もう少し北上したところにあります。お店の前には、国道176号線の高架がそびえ立っています。
このワタナベ楽器、フロアとしては奥に細長いスペースのワンフロアと、決して広くないのですが、品揃えは非常に充実しており、フェンダーやギブソンの定番品から、ヴァンザンドやSagoなどの通好みメーカーまで、実に幅広くラインナップしています。
また、他のお店と比べて、価格が安いことが多いのも特徴です。最近は各店舗とも、特価品をラインナップしていることが多いですが、ワタナベ楽器梅田店はそうした特価販売品が非常に多く、安くお買い物したいならまずはここ、といったイメージです。
店員さんも、島村楽器のような圧倒的な話しかけやすさがあるわけではありませんが、非常に親切で、そして知識も豊富。「このお店で買いたい」と思わせるような、不思議な説得力があると感じます。
他の楽器屋さんのように、近隣に他の商業施設があるわけではなく、あまり目立たないところではあるのですが、非常に素敵な楽器屋さんです。
梅田エリアのまとめ
梅田エリアには、このような楽器屋さんがあることを、改めて整理してお示しいたしました。
- 数多くのギターを見たい人は、圧倒的な展示量のイシバシ楽器梅田店
- 初心者の方や人見知りの方は、店員さんが話しかけやすい島村楽器梅田ロフト店
- ESP系の楽器やピックアップ交換ならESPカスタムショップ
- ヴィンテージ楽器を見たいなら三木楽器梅田店
- ロケーションが微妙だけど実は穴場のワタナベ楽器梅田店
どの楽器屋さんも強みと弱みがあるのが実情であり、私も上記のような観点で、お店を使い分けています。それぞれのお店の個性をこうやって見比べてみるのも、面白いものですね。
大阪・心斎橋の楽器屋さん
大阪・ミナミと呼ばれる界隈。その中でも、心斎橋エリアには、梅田と同様に、数多くの楽器屋さんが立地しています。
こちらも、早速、見ていきましょう!
三木楽器アメリカ村店
まず、心斎橋エリアといえば、このお店を紹介しないわけにはいきません。アメリカ村に国内最大級の店舗を構えるのが、三木楽器アメリカ村店。
なんとビル1〜4階のすべてがエレキギター専門店。エレキギター専門店ということは、ベースもアコギも扱っておらず、本当にエレキギターに特化している、ということなんです。これだけのフロアがエレキギター専門…本当に豪華です。
これだけのフロアですので、もちろん初心者向けの楽器から、マニアがうなる国内コンポーネント系メーカーや、フェンダー、ギブソンのヴィンテージ系楽器も勢揃い。
そして2階は、フェンダーの公式ショップとしても位置づけられており、カスタムショップ製ギターも展示されています。
ここは本当に見応えがあります。関西以外の方にも、ぜひ一度は足を運んでいただきたい楽器屋さんですね。
三木楽器 Miki Bass Side
そして、同じく三木楽器から、こちらはベース専門店の「Miki Bass Side」。
先ほどの「三木楽器アメリカ村店」はエレキギター専門店でしたが、こちらはそれと対をなすようなベース専門店となっています。
ビルの2階ワンフロアが、初心者向けからハイエンド系、さらにはヴィンテージ系のベースで占められており、ベーシストにとってはまったく飽きの来ない、至福の空間が広がっています。
この手の専門店はマニア御用達になりがちですが、初心者〜中級者向けのベースもたくさん揃えられています。同じベースでも複数のカラーバリエーションを揃えて展示していたりするので、最初のベースをお探しの方にもとてもオススメです。
店員さんも、専門店としては比較的親しみやすい印象で、私はとても大好きなお店です。
三木楽器Accoustic INN
そして、三木楽器の専門店シリーズ、まだあるんです。それが、アコースティックギター専門店「Accoustic INN」。
こちらは、店内が初心者向けからギブソンやマーチンといった名だたるメーカーのハイエンド系アコギまでを揃える、まさにアコギの専門店。店内に、高級なアコースティックギターが所狭しと並べられているその様子は、まさに圧巻です。
先ほどのエレキギター、ベース専門店と同様、特定の楽器にフォーカスを当てて、これだけの品揃えを展開できる三木楽器には、本当に恐れ入ります…。
イシバシ楽器心斎橋店
次に、大都市を中心に出店しているイシバシ楽器。もちろん、ここ、大阪ミナミの心斎橋にもお店があります。
ビルの1〜2階にフロアがあり、1階にはエレキギターとエレキベースを、2階にはアコースティックギターとDTM系の機材が置かれています。
イシバシ楽器といえば、フェンダーやギブソンといった楽器の品揃えに定評がありますが、とりわけイシバシ楽器心斎橋店では、1階フロア奥に進んだところに広がるギブソンの展示が圧倒的です。
ちなみに、当ブログの人気記事「どうした?ギブソン」で用いているのが、このイシバシ楽器心斎橋店の様子だったりするんです。
イケベ楽器プレミアムギターズ・プレミアムベース・ドラムステーション[心斎橋]
続いては、関西ではおそらくここにしかない、イケベ楽器です。
こちらは、ビルの1〜4階がイケベ楽器で、1階にギターアンプやエフェクター、2階にエレキギター、3階がベース、4階がドラムの売場となっており、それぞれに独立した店舗ホームページが用意されています。
こちらも、品揃えはかなりのものなのですが、その割に少し店舗面積が狭く、試奏するときに周りの目が必要以上に気になったり、お客さんが増えてくると楽器に当たらないように気を遣ったりしないといけないのが、少しネック。
とはいえ、品揃えは他の楽器屋さんに負けず劣らずですし、イケベ楽器限定商品を関西で買えるのはここだけなので、見に行く価値は十分にありますよ。
ミュージックランドKEY 心斎橋店
そして、本コーナーの最後を飾るのは、ミュージックランドKEY心斎橋店。
心斎橋の楽器屋さんの中で、もっとも四ツ橋筋側の通りに、2017年にリニューアルオープンしたミュージックランドKEY心斎橋店。
ここは、他の楽器屋さんと明確な違いがありまして、それは「フェンダー・ギブソンを取り扱っていない」こと。
この大手2大メーカーを取り扱わないにもかかわらず、これだけの売り場面積があるということは、その分、他メーカーの品揃えが非常に充実していること。たとえば、モモセやバッカスといったディバイザー系のほか、アトリエZ、そのほか国内のさまざまなメーカーの楽器が勢揃いしており、「少し他の人と違った楽器が欲しい」人にとっては最高のお店です。
そして、このお店の2階はDTM専門店となっているのですが、そこの品揃えも非常に充実しています。マイク、キーボード、オーディオインターフェイス、サンプラーなどなど…。DTM系の機材をお探しのときは、真っ先にここに行けば、間違いがありません。
少しマニアックな品揃えですが、それが又魅力的な、KEY心斎橋店なんです。
心斎橋エリアのまとめ
「音楽のまち」とも言われる大阪ミナミの心斎橋エリア。楽器屋さんも精鋭揃いで、どれも目移りします。
そんな中、やはりこのエリアで圧倒的な存在感を発揮しているのが、やはり三木楽器のアメリカ村店、Bass Side、Accoustic INNという「エレキギター専門店」「ベース専門店」「アコースティックギター専門店」の3枚看板。
これらがあまりに強すぎるがゆえに、安定のイシバシ楽器や、関西唯一のイケベ楽器すらがかすんでしまうほど。とはいえ、このお店も他エリアにあれば十分すぎるくらいの存在感を発揮できるクオリティではあるのは間違いないので、逆に言うと、心斎橋エリアはどこで楽器を選んでも間違いないと言えるでしょう。
そして、「フェンダー・ギブソンを扱わない代わりに他メーカーの品揃えが充実」「DTM系機材で圧倒的な存在感」という独自路線を走っているKEY心斎橋も、また押さえておかなければならないお店です。
さすが心斎橋…この楽器店のレベルの高さ、本当に恐れ入ります。これからも、各店舗が切磋琢磨しながら、よりよいお店になっていくことを、心から願っています。
続きましては
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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