今回は、ギター本体のレビューです。
Fenderからリリースされている、LUNA SEAのギタリスト・INORANのシグネチャーモデルとなる、Road Wornシリーズのジャズマスターです。
※なお、本モデルは、現在生産を終了しており、INORANモデルのジャズマスターとしては、日本製フェンダーからリリースされたものになります。本記事は、アーカイブ的に残しているものですので、ご覧になる際はご注意くださいね。

もくじ
INORANのギタリストとしてのイメージ
INORANといえば、LUNA SEAの中で、クールにカッティングやアルペジオを奏でる姿がとても印象的ですね。作る楽曲も、総じてゆったりした、あるいは荘厳なロックナンバーであることが多く、「動のSUGIZO、静のINORAN」というイメージを持たれていることも多いのではないでしょうか。
ちなみに私は、INORANらしさが際立つLUNA SEAの楽曲といえば、「gravity」や「SANDY TIME」あたりを思い浮かべますね。どちらもアルペジオが楽曲全体を彩る、非常に美しい曲です。
フェンダーからリリースされるINORANモデル
さて、そのINORANですが、かつてはSUGIZOとともにESPのギターを手にしていましたが、活動を再開して以降は、フェンダーとエンドース契約を締結し、基本的にライブではINORANモデルのジャズマスターを使うことが多くなっています。
で、それをシグネチャーモデルとして市販しているのが、このRoad Worn JazzMaster。
そういえば、以前紹介したレッチリのフリーモデルも、このRoad Wornシリーズで、メキシコ製でしたね。
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で、このINORANモデルも同様にメキシコ製。そのため、実売価格は10万円台の後半となっており、少し高いながらも、十分手の出せる範囲内の価格に収まっています。
ジャズマスターのサウンドを上質に
さて、どのようなサウンドなのでしょうか。
ところで、これはINORAN氏もフェンダー公式サイトのインタビューで語っているのですが、「ジャズマスターって、ストラトやテレキャスほど、音のイメージが共有されていない」んですよね。
あえていえば、「オルタナとかグランジとかのジャンルで、しっかり歪ませて轟音家のサウンドを鳴らす」というイメージがあるのかもしれないですけど、実は結構クリーンでアルペジオやカッティングを鳴らすのにも向いています。
ジャズマスターの特徴と言えば、この大型シングルコイルピックアップなわけですが、この影響か、ストラトやテレキャスより、少し高温の削れた、太くて甘い音、でもしっかりシングルコイルの味がする音、というのが挙げられますが、このINORANモデルは、そうしたジャズマスターの特徴を、きわめて上質に引き出しています。
とりわけ、このギター、フェンダーUSAのヴィンテージシリーズと同じ、ジャズマスター用の「American Vintage ’65」が搭載されています。この点も、サウンドに大きな影響を与えていると感じます。
実は、いわゆるフェンダージャパンのジャズマスターって、そのあたりが少し弱くて、「ジャズマスターっぽいんだけど、太さが足りない音」という印象に鳴ります。ですので、ジャズマスターが大好きで、その音を求めるのであれば、自ずとこのモデルを選ぶことになるでしょう。
一般的なジャズマスターからの進化点
また、このINORANモデルが有する、一般的なジャズマスターからの進化点として、「バズストップバーの搭載」「スイッチの角度変化」が挙げられます。
ジャズマスターの弱点として、「弦落ち」…強くピッキングをすると、弦が外れてしまうという現象があるのですが、それを回避するために、バズストップバーが搭載されています。
また、ジャズマスターの豊富なスイッチ類がピッキングのときに邪魔になる(間違って当たってしまい、音を買えてしまう)という声があることから、このINORANモデルでは、スイッチの角度が90度回転しています。小さなことですが、ジャズマスターの実用面での弱点をうまく克服しているところですね。
今、一番使えるジャズマスターはコレ!
このように、基本的なジャズマスターの良さを活かしつつ、細部にわたるこだわりを通じて、非常に実践的に使えるギターに仕上がったのが、このINORANモデルのジャズマスター。
シグネチャーモデルというと、どうしても特定のアーティストを想起させるということで避ける向きがありますが、このINORANモデルは、外見もごく普通のジャズマスターなので、ファンの方はもちろん、必ずしもそうでない方も、普通に使うことができます。
何より、今、「一般的な価格帯の中で、もっともジャズマスターらしいジャズマスター」を買おうとすると、このINORANモデルが真っ先に出てくるんですよね。
INORANファンの方はもちろん、使えるジャズマスターをお探しの方に、ぜひ手にしていただきたい一本です。
なお、カラーバリエーションとしては、白が一般的なのですが、イケベ楽器限定のブルーのものも存在します。
ここは完全に好みなので、気に入った方をお選びください。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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