ベーシストさんにとっては、なかなかのビッグニュースではないでしょうか。
LUNA SEAのベーシストとして知られるJ氏が、このたび、フェンダーとエンドースメント契約を結ぶことになりました。
今回、フェンダーの公式プレスリリースの内容を引用しながら、これまでのベーシスト・J氏の活動や、今後予想される展開などについて論じてみようと思います。
- LUNA SEA・Jとフェンダーの関係を知りたい
- フェンダーからお手頃なJモデルが出るかを予想したい
- 日本製フェンダーにおける他アーティストのモデルを知りたい
もくじ
ベーシスト・J氏の足跡
言わずもがなかもしれませんが、改めておさらいです。
J氏は、LUNA SEAのベーシスト。1989年に現在のメンバーで活動を開始し、さまざまなヒット曲を飛ばします。J氏は、「ROSIER」をはじめとした疾走感あるロックナンバーを得意としており、パワフルなベースサウンド、そして存在感ある佇まいは、今日に至るまで、非常に数多くのベーシストに影響を与えています。
LUNA SEAは、1997年の活動休止や、2000年の「終幕」などを経つつ、2010年に活動を再開していますが、そうしたLUNA SEAの活動が行われていないタイミング等において、J氏のソロ活動も活発に行われており、そのソウルフルなロックサウンドも、これまた高い評価を得ています。
ESPとのエンドースメント契約、そしてJモデル
そんなJ氏、これまではESPとのエンドースメント契約を締結しており、ESPが製作した「J-TVB」シリーズを、デビュー前後からずっと愛用してきました。ダブルカッタウェイのレスポール型ボディシェイプに、ピックアップが2基、というスタイルですね。
そして、1990年代中頃…LUNA SEAファンにとっては、アルバム「MOTHER」やライブビデオ「Lunatic Tokyo」あたりという言い方が分かりやすいかもしれませんが、この頃から、赤いカラーに「Wake up! Mother Fucker」の文字が刻まれたJ-TVB-IIIがJ氏のトレードマークになります。
この「J-TVB-III」については、ピックアップがEMGのものが搭載されていますが、主に活動再開後に用いられている最新のモデル「J-TVB-V」については、ピックアップがセイモア・ダンカンのSJB-1シリーズになっています。最近は、どちらかというとヴィンテージ系のサウンドに寄せてきている、というわけですね。
ちなみに、今でもESP系の楽器屋さんで見かけることがあるEDWARDSのJモデルは、まさにこのJ-TVB-Vをベースに、お求めやすい価格帯になるようアレンジしたものです。過去にレビュー記事も書いていますので、合わせてご覧下さい。
フェンダーとのエンドースメント契約
そして、今回、J氏が選んだのが、フェンダーとのエンドースメント契約。
このあたりは、フェンダー公式サイトに詳しく記載があるので、一次情報としてそちらをご覧いただくのが良いかと思います。
J | Fender
どんなベースができるんだろう?
上記を見ていくと、まず、 カスタムショップのマスタービルダー、グレッグ・フェスラー氏によって、J氏のこだわりがつまったプレシジョンベースが制作される旨が記載されています。
これまでのJ氏のJ-TVBシリーズを見ていくと、どちらかというとジャズベ系のサウンドを指向しているイメージがあったので、プレベに行ったことについて意外に思う向きもあるかもしれません。
しかし、一方でJ氏は、まさにグレッグ・フェスラー氏が製作したプレシジョンベースを所有しています。このあたりについては、ベースマガジン2017年6月号に詳しい記事がありますが、J氏はこれを「純粋なプレベとは違った、独特のサウンド」と評しており、大変気に入っていることから、今回、このような選択に至ったのではないかな…と推測しています。
ちなみに、そのベースマガジン2017年6月号によると、そのときのプレベは、フレイムメイプルトップ・アッシュバックのボディにメイプルネック、ポジションマークがアバロン・ブロック・インレイとなっており、外見は、プレベの無骨さを一切感じさせない…むしろある種のゴージャスさを漂わせている一本に仕上がっています。
さて、今回のベースの話に戻って、改めて写真を見てみると、リバースヘッドなのが目につきます。J氏はLUNA SEA時代に、レフティーベースを右利き用に改造して使っていたこともあるのですが、まさにそんなときのことを思い起こさせるような、リバースヘッド。
また、記事中には「独特のナット幅」という記載もあり、単なるプレベには終わらない、意欲的なベースであろうことが想定されます。
ここが気になる!一般向けシグネチャーモデルは出る?
そして、今回、J氏が使っているのは、まさにカスタムショップ製になるので、価格は四捨五入で百万円台に載ってくることは想像に難くありません。
一般レベルのベーシストにとって気になるところは、「お手頃なシグネチャーモデルが出るのか」という点です。
たとえば、過去にフェンダーとのエンドースメント契約を結んだミュージシャンでいうと、まさに同じLUNA SEAのINORAN氏の場合では、カスタムショップ製のほか、日本製フェンダーから、比較的お求めやすい価格でのジャズマスターがリリースされています。
また、ハマ・オカモト氏の場合は、日本製フェンダーからシグネチャーモデルがリリースされ、非常に高い評価を得ています。
このほか、SCANDALのTOMOMIさんのベースについても、日本製フェンダーから高品質なシグネチャーがリリースされています。
今回は、本稿更新時点(2022年2月)において、普及価格帯における具体的なJモデルのリリースについては言及されておりませんが、今後、どのような展開になるのか、とても楽しみです。
まとめ…今後の展開に期待大!
これまで、ESPのイメージが強かったベーシスト・J氏の、フェンダーとのエンドースメント契約。驚かれた方も、非常に多かったことと思います。
一方で、これまで多くのベーシストに多大な影響を与えてきた、偉大なるロックベーシスト・J氏が、あのフェンダーと手を組んだ、と言う点に、わくわくされている方もまた、きっとたくさんいることでしょう。
J氏が、フェンダーのベースでどのようなサウンドを鳴らすのか。
これまで、どちらかというとジャズベース系のイメージが強かったJ氏が、プレベを手にすると、どのようなサウンドになるのか。
そして、そのサウンドを味わえるフェンダーのベースが、一般ベーシストが手にできる価格でリリースされるのか…。
今後が、とても楽しみです。このニュース、引き続き、ウォッチしていきたいと思います!
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