本日は、フェンダーUSAの最新ラインナップ・American Ultraシリーズのジャズベース「Fender American Ultra Jazz Bass」をご紹介しようと思います。
- フェンダー・American Ultraジャズベースの評価・口コミを知りたい
- アメリカン・ウルトラのジャズベースについて、特徴を教えてほしい
- USA製フェンダーのモダンなジャズベが欲しい
- American Ultraジャズベースのライバルとなるベースを知りたい
もくじ
フェンダー最新作、2本目のレビュー記事です
先日、華々しく登場したフェンダーUSAの最新ラインナップにしてフラッグシップモデル、American Ultraシリーズ。
当ブログでは、まず登場直後にラインナップの概要をご紹介させていただきました。
その後、レビュー記事第1弾ということで、このAmerican Ultraシリーズのプレシジョンベースについて書かせていただいております。
American Ultraジャズベースの概要
さて、今回ご紹介する、American Ultraシリーズのジャズベース。まずはスペックなどの概要を、さらっと見ていきましょう。
まず、ルックスは一般的なジャズベースっぽさがただよっています。プレシジョンベースがPJタイプになっていたかのような、ルックスだけで想像されるサウンドの違いは、こちらジャズベースではなさそうです。
そして、ボディ材はアルダーが基本(ナチュラルカラーのみアッシュ)、指板はローズウッドorメイプルとなっています。このあたりも一般的なジャズベースとして想定される範囲内ですね。(ちなみに、前モデルに相当するAmerican Eliteシリーズにおいては、指板がエボニーでした)
一方で、搭載されるピックアップについては、American Ultraシリーズに共通する流れ、第5世代のノイズレスピックアップを搭載。ノイズの少なさは当然として、奏でるサウンドもモダンで非常にクールな印象を受けるピックアップです。
また、ボディシェイプも一般的なジャズベースと異なり、新設計のコンター加工によって、まさに「身体に吸い付く」といった表現がふさわしい、弾き手との一体感が感じられます。加えて、ローフレットとハイフレットで指板のRが異なる、コンパウンドラジアスの採用や、深いヒールカット&21フレットの導入により、テクニカルなプレイにも対応できるような造りになっています。
ちなみにこのあたりの基本設計、既にレビューしたAmerican Ultraシリーズのプレベでも同じなのですが、そんなプレベとの1つ大きなルックス上の違いとして、「ブロックインレイの採用」というのが上げられます。
もともと、ジャズベースはプレベの上位機種、というような位置づけという経緯経過がありますが、それを具現化するかのようなルックスのゴージャスさ、ですね。
18Vプリアンプ内蔵のアクティブジャズベース
そして、これもAmerican Eliteからの流れを受け継ぐ設計ではありますが、このAmerican Ultraのジャズベースは、18Vプリアンプを内蔵する、アクティブタイプとなっています。
手元のコントロールには、マスターボリュームと、前後バランスを整えるパンのノブに加え、3バンドイコライザーと、パッシブ時のトーンコントロールが搭載されています。
このイコライザーの効きなのですが、前モデルのAmerican Eliteと比べると、良くも悪くも大人しくなっている印象を受けます。個人的には、こちらの方が扱いやすいと思っていますが、手元で振り切った音を作ってしまいたい方にとっては、少し物足りないかな、と思われるかもしれませんね。
ジャズベースらしいローミッドがプリアンプで映える!
さて、そんなAmerican Ultraシリーズのジャズベース。サウンド面、聞いてみることにしましょう。
American Ultra Jazz Bass | American Ultra Series | Fender
まず序盤に出てくるアルダーボディの方は、どちらかというと60年代ジャズベースっぽさを残しつつも、プリアンプを通ることでサウンドに色気が加わり、非常に魅力的な低音を奏でていることがわかります。
このローミッドの出方こそ、ジャズベースの一番おいしいところ。それが現代的なピックアップ・プリアンプを通ることにより、ますます引き立てられているといった印象を受けます。
こういったジャズベースの良さは、どちらかというと指弾きのスタイルで活きるかもしれませんね。
ちなみに、動画後半には、アッシュボディのモデルも登場します。基本的なサウンドの方向性は一緒なのですが、やはりそこはアッシュボディ、より音の密度が高まり、ドンシャリ感の強いサウンドになっている印象を受けます。
American Originalと比較すると…?
さて、そんなAmerican Ultraジャズベースですが、実は同じフェンダーのUSAラインナップには、American Originalシリーズが同価格帯(26~27万円前後)に存在しています。
言うまでもなく、ヴィンテージ系のサウンドを指向するAmerican Originalシリーズと、現代的なサウンドを指向するAmerican Ultraシリーズは、そのコンセプトが異なるわけですが、あえてこれらを比較すると、どうでしょうか。
両者を弾き比べてみると分かるのですが、コンター加工が控えめで、フレットも20までしかないAmerican Originalの方が、「木の鳴り」をより強く感じることができます。一方で、プリアンプを活かしてサウンドを増幅したり、細かい音作りをしたりする点においては、当然、American Ultraの方に強みがあります。
個人的には「ジャズベースが欲しい人」はAmerican Originalを、「ジャズベースの方向性で使い勝手の良いベースが欲しい人」はAmerican Ultraを選ぶと、間違いがないと思っています。
アトリエZ「M#245」やSago「Ove」とも競合する?
また、「現代的なアクティブタイプのジャズベース」という視点で見ると、過去に当ブログでも紹介した、アトリエZの「M#245」や、Sagoの「Ove」とも競合してくると思われます。
70年代ジャズベースを指向するM#245、サーモウッドボディで軽量化を実現したOveと、それぞれに特徴がありますので、あとはどこを気に入るか、といったところかと思いますが、
- 本家フェンダーの「らしさ」を味わいたければAmerican Ultra
- 70年代ジャズベースを現代的にするならM#245、こちらは価格も相対的に安い
- 総合的な扱いやすさを求めるならOve、ただし価格は一回り高い
といったところに注目すると選びやすいのではないでしょうか。
もちろん、積極的にAmerican Ultraを選ぶことができるのは当然として、M#245のウィークポイントである「重さ」、Oveのウィークポイントである「価格の高さ」を避けた結果、American Ultraにたどり着くという選択肢もあり得るでしょう。
【まとめ】総合力で勝負する、本家のアクティブジャズベ
このように、フェンダーUSAのフラッグシップにあたる、American Ultraシリーズのジャズベースは、American Ultraシリーズに共通する特徴を活かして、ジャズベースのサウンドを現代的に解釈した楽器であるということが言えるでしょう。
アクティブタイプのジャズベースは、フェンダー以外のメーカーからもたくさんリリースされていますが、フェンダーが自らの「らしさ」を追求しながら制作したこのAmerican Ultra、実はバランスが良く、総合力において非常に優れた一本であることも、他のアクティブタイプの人気ベースと比較することで、改めてよく分かりました。
現代的なジャズベースを求める方には、非常にオススメできる一本です。
発売直後で注目度も高い今こそ、ぜひ手にして、ライブにレコーディングに、ご活用いただきたいと思います。
そういったときは、楽器店の下取りに持ち込んでも良いのですが、やはり重たい楽器ともなると、持って行くのも少し面倒だったりするもの。
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